操体法

操体法はただ単なる施術法・テクニックではなく、動物が本来持っている感覚（快か不快かを見極める感覚）を取り戻す、身体の体感を通して学ぶ実践哲学・自然法則です。
操体法の施術では痛いことは一切行いません。ストレッチの時のような「気持ちいい」という感覚を味わうことにより、自然と全身のバランスが改善されていくという施術法です。

操体法は他の施術法のように施術者が矯正を行うものではなく、患者さんの感覚にお伺いをたてながら気持ちのよさを味わっていく手法ですので、施術者任せではなく、施術者と患者様との共同作業となります。

無理に刺激を与えると身体は無意識に力が入ります。ですが、本当に身体を変えるには緊張を解き緩めてあげることが重要です。
それには、この「気持ちいい」という感覚が必要なのです。
痛いことを強要せず、嫌なら嫌と遠慮せずに申告していただきますので、施術前よりも悪くなる心配がありません。

正体法

正体法とは「正体術」という一種の脱力体操で、疲れが溜まったり歪んでいるの身体を脱力によって一気にリセットしてしまうという手法です。
正体術の原理はとてもわかりやすく。ギューッと力を入れて、パッと力を抜いて、ドサリと重みで落ちて、グニャリと筋肉が弛みます。

ですが無意識の筋肉の緊張は、ご自身で弛めようとしても意識的に弛めることが難しいです。
それを施術者が、全身の筋肉に作用するようにお手伝いしていきます。

中国整体

指でグッと押すマッサージとは違い、ゆらゆらと揺らしながら筋肉にじっくりと浸透させていくのが特徴で、心地よさで眠ってしまう患者さんも多い施術です。

PNF (固有受容性神経筋促通法)

PNF (Proprioceptive Neuromuscular Facilitation)とは、皮膚、筋、関節など体中にある感覚受容器から、適切な刺激と操作を脳に与えることで体の動きを指令する脳神経と神経筋の弱まった結びつきを再び活性化させ、人間が本来持っている運動機能を引き出すリハビリ手技です。

アナトミートレイン

全ての筋肉はいずれかの筋肉と繋がっています。厳密に言うと筋膜を介して繋がっています。
つまり、症状の出てる筋肉も離れた筋肉と繋がっているということです。
筋肉の繋がりによって、離れた筋肉を触ると痛みの出ていた症状が消えるという考え方をアナトミートレインと言います。

AKA (関節運動学的アプローチ)

関節運動学的アプローチ、AKA (Arthrokinematic Approach)とは関節運動学に基づき、関節の遊び、関節面の滑り、回転、回旋などの関節包内運動の異常を改善する方法です。
関節の動きを改善することにより体の痛みが軽くなるという仕組みです。
AKAは本来関節機能障害の改善を目的として開発された技術ですが、痛みを取り除くことに対しても大変効果的な施術方法です。

バランス活性療法

私たちの筋肉が緊張しすぎた時には「凝りや痛み」として感じますが、大きく背伸びをしたり深呼吸する時には、無意識に呼吸によって筋肉の緊張をほぐしたりしています。
この仕組みをうまく利用しているのが「バランス活性療法」です。

キネシオテーピング

キネシオテーピング法では、筋肉の伸縮率の3～4割程度に設定されている「キネシオテープ」 (別名:人工筋肉テープ)という伸縮性のある粘着テープを使います。
このテープを痛みや凝りのあるところに貼ることによって、人間本来の自然治癒力を高めます。
キネシオテーピング法は、1980年に考案されて以来多くのスポーツ界 (サッカー・野球・相撲・バレー・ラグビー等)の多くの選手に使われているテーピング法です。